10月に、ずっと悲願だった訪問が実現しました。 以前から、障害者施設や児童養護施設、小児病棟などに読み聞かせに行きたいなと思っていたところ、ご縁を頂き、知的障がい者の方が多く生活されている、神奈川県立中井やまゆり園に行ってきました。 普段、作業をされている3つのお部屋を訪ね、2～3作品ずつ、紙芝居を演じました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古典的紙芝居の名作「おおきおおきくおおきくなあれ」では、職員さんと一緒に、入所者の皆さんも声を出してくだ幸、会場が一体感に包まれました。 「七度ぎつね」や「あんもち三つ」などの日本の古典的な作品も演じましたが、 皆さんそれぞれ思い思いに楽しんで下さったようでした。

子どもでも、健常者でも、障がい者でも関係なく、全ての人に言えることですが、絵本や紙芝居の楽しみ方は、人それぞれであっていいし、こう聴かなくては、見なくては！というものは無いと思っています。 こちらを一度も見なくても、耳で楽しんでくれる人もいれば、ずっと声を発していても、眼で楽しんでくれている方もいます。 変に気負わず、構えず、普通に演じることを心掛け、私自身、全8作品、とても楽しませてもらいました！　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 物語を楽しむ時間は、全ての人に保証されている権利であってほしいし、それが手薄なところがあれば、どこにでも行きたい！と想いを新たにしました。 中井やまゆり園の関係者の皆さま、ありがとうございました。

これからも、「心を届ける」「共に楽しむ」読み聞かせ/紙芝居を行っていきたいと思っています。