アメリカ・テキサス州オースティンで開催された世界最大級のマルチイノベーションイベント「サウス・バイ・サウスウエスト2023（略称：SXSW 2023）」に、日テレ共創ラボ「Creative Living lab」がブース出展しました。

大盛況！日テレブース
私たちが出展したのはSXSWの中では最大の展示スペース「CREATIVE INDUSTRY EXPO」です。本会場であるAustinコンベンションセンターで3/12-15の4日間開催され、毎日数百名の来場者の方に体験を頂きました！

今回出展したのは、パナソニックFUTURE LIFE FACTORYとのコラボレーションプロジェクト「GORAKURASHI」から生まれた「HOUSE KEEPING CLUB」、慶応大学大学院KMD「Future Crafts」との共同研究から「Floating Pixels」と「PokoSheet」、そして日テレのAI新規事業「BlurOn」です。
どのプロジェクトも、SXSWに参加する感度の高いイノベーターに体験いだくことで様々なフィードバックを得ることができました。また新たな共創の種となる数多くの出会いもあり、大盛況のうちに出展を終えることができました。

ブースの様子はこちらのムービーでもご覧いただけます！

SXSW参加者に大人気！HOUSE KEEPING CLUB

私たちのブースのメインコンテンツともいえるHOUSE KEEPING CLUBは、テクノロジーと家族のコミュニケーションが融合した新しい家事体験のコンセプトモデルです。

技術の進化によってオートメーション化されつつある家事の中には、かつて家族間のコミュニケーションが生まれる共同作業の場がありました。リビングという空間において、失われつつある家族間のコミュニケーションを促進し、かつ面倒な家事をエンタメ化するリビング体験を提案したい・・・
そんな想いで作り上げた、HOUSE KEEPING CLUBは、パーティ感覚で皆一緒に踊るように掃除や家事を楽しむ、一致団結したファミリー像が写し出されるリビング空間を形作るような体験を生み出しました。

HOUSE KEEPING CLUBのブースの様子

実際に体験された方からも大好評！
・こどもに掃除をさせないので教育に良い！
・保育園や学校に導入させたい！
・ハウスキーピングは実はすごく良い運動、健康につながる！
・家族の会話や団らんに共感
・パーティー会場などレンタルスペースで使えそう！
などなど、数多くのフィードバックを頂きました！

HOUSE KEEPING CLUBは今回が初お披露目のプロトタイプですので、今後のブラッシュアップしてさらに楽しい体験創りにチャレンジしていきます！

SXSW参加者の目を奪うFloating PixelsとPoko Sheet

Floating Pixelsは水に浮遊するピクセルを用いた新しいディスプレイ。
磁性を持たせた球状のピクセルを、底面から磁石で制御しており、テレビを超えた新しい物理的な表現デバイスとして慶応大学と共同研究しています。

Poko Sheetは、大きく伸長するエラストマーという素材を使った膨らむディスプレイ。
通常のディスプレイと組み合わせることで、触感と視覚的立体感を付加できる新しいデバイスで、エンタメ用途だけでなく教育用途での活用も考えられます。

２つの新たなデバイスが生み出す不思議な体験にSXSW参加者も大注目でした！

AIモザイクのグローバルなニーズに対応「Blur On」

「Blur On」は日テレ×NTTデータによる新規事業として展開しているAI自動モザイクサービスで、Adobe After Effectsのプラグインとして利用できます。
最大約90%の作業効率化を実現し、イラスト追従、スタジオワイプなども可能な、日々の映像制作ニーズを把握している放送局だからこそ生み出せるAIサービスです。

今回の出展ではSXSWに集まるクリエイターから、グローバルなニーズを確認することができました。映像クリエイターのマインドや課題感は万国共通であり、今後は世界中のクリエイターの課題に応えることを目指します。

日本テレビとしても初出展のSXSWでしたが、来場された多数のイノベーターの皆様とコミュニケーションを取ることができ、今後の日テレ共創ラボの活動や、新規事業に活かせる知見とネットワークを築くことができました。

これを機会に共創の幅を広げ、皆様と一緒に新たな価値づくりを進めていきたいと思います。

日テレ共創ラボの活動に関心をお持ちの方は、是非コンタクトフォームよりお問い合わせください！